クラウド資格はAWSだけで12種類、AzureとGoogle Cloudを合わせると数十種類あって、最初の1つを選ぶ段階で迷いがちです。ただ、どの社も難易度の階段はほぼ同じ形をしていて、入門(Foundational)→ アソシエイト(Associate)→ プロフェッショナル・専門(Professional / Specialty)の3層で捉えると急に見通しがよくなります。
未経験なら、入門級を1つ取ってからアソシエイトへ
AWSで始めるならCLF-C02(Cloud Practitioner)からSAA-C03(Solutions Architect – Associate)へ、AzureならAZ-900からAZ-104へ、Google CloudならCDLからACEへ進むのが定番のルートです。いきなりアソシエイトを狙う人もいますが、入門級で全体像と用語をつかんでおくほうが、結果的にアソシエイトの学習時間は短くなります。転職で評価されやすいのはアソシエイト以上、なかでもSAA-C03です。
3社のどれを選ぶかは、シェアと求人数で選ぶならAWS。勤務先がMicrosoft 365中心ならAzureのほうが業務に直結しますし、データ分析やAIに寄せたいならGoogle Cloudや、AIF-C01・AI-900のようなAI系の入門資格から入る道もあります。1社で身につけた考え方は他社にもほぼそのまま通用するので、選び間違いを恐れて足踏みするほうがもったいない。12資格の難易度と概要は資格ガイドに一覧でまとめています。
暗記では受からない試験を、どう勉強するか
本試験の問題は「ある企業が〜という要件を満たしたい。最も適切な方法はどれか」というシナリオ形式です。サービス名と機能の対応を暗記しただけでは選択肢が2つまでしか絞れず、最後の2択で落とされます。テキストを1周したら、あとはシナリオ問題を解いて、間違えるたびに「他の選択肢がなぜ違うのか」を読み込む。遠回りに見えて、これが最短です。
CLOUDCERT_はこの演習のためのサイトで、シナリオ形式の問題を12試験・1,800問収録しています。全問に不正解の選択肢まで含めた解説を付け、本試験と同じ出題ドメイン別に正答率を集計するので、復習すべき領域が数字でわかります。間違えた問題だけを解き直す復習モードもあり、スコアはブラウザに自動保存されます。試験に頻出するサービスの要点はサービス解説に、構成を図で確認したいときは構成図ビルダーを用意しています。
問題演習だけで実務ができるようになるわけではありません。資格は書類選考を通りやすくする道具で、決め手になるのは手を動かした経験のほうです。演習と並行して、各社の無料枠で小さな構成を一度組んでみてください。資格を取ったあとの転職や学習の進め方はキャリアで扱っています。