ある小売企業が、年末商戦期間中(11 月〜1 月)に通常の 5 倍のトラフィックが発生することを予測している。通常期は Auto Scaling グループで最小 2 台・最大 10 台の EC2 インスタンスを運用しており、商戦期には最小 10 台・最大 50 台に変更したい。この計画的なスケーリングを自動化する最も適切な方法はどれか。
- A. CloudWatch アラームを設定して CPU 使用率が 70% を超えた際にスケールアウトするポリシーを追加し、商戦期を乗り切る。
- B. 商戦期の開始前に EC2 インスタンスを手動で 10 台起動し、Auto Scaling グループに手動追加する。
- C. Amazon CloudFront を追加してオリジンへのリクエストをキャッシュし、EC2 インスタンス数を増やさずにトラフィックを処理する。
- D. Auto Scaling のスケジューリングアクションを使用して、11 月 1 日に最小・最大値を変更し、1 月末に元の設定に戻す定期的なスケジュールを設定する。
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正解: D
Auto Scaling のスケジューリングアクション(Scheduled Actions)は、特定の日時や定期的なスケジュールで Auto Scaling グループの最小・最大・希望容量を自動変更する機能である。11 月 1 日と 1 月末に自動的に設定を変更するよう事前にスケジュールしておけば、手動操作なしで対応できる。選択肢AのCPU ベースのスケーリングは反応的であり、商戦期開始直後の急激なトラフィック増加に追いつかない可能性がある。計画的に容量を確保するスケジューリングと組み合わせるのが理想だが、スケジューリングの方が予測可能な需要に対しては主要な手段である。選択肢Bの手動追加は自動化されておらず、作業忘れや設定ミスのリスクがある。選択肢CのCloudFront キャッシュは静的コンテンツには有効だが、動的な処理(決済、在庫確認等)のスケールには対応できず、商戦期の全体的なスケーリング策としては不十分である。