AZ-104Azure コンピューティング リソースのデプロイと管理MEDIUM単一選択

ある企業がAzure VMSSを使って本番Webアプリケーションを運用しており、新しいカスタムVMイメージ(更新済みOSパッチ+アプリバイナリを含む)をVMSSインスタンスに展開したい。既存インスタンスをすべて一度に置き換えるのではなく、一定割合ずつ段階的に新イメージに移行して本番影響を最小化したい。VMSSのどのアップグレードポリシーを使うべきか。

  1. A. Manual(手動):オペレーターがタイミングを制御してインスタンスを手動アップグレードするため、段階的展開の自動化はできない
  2. B. Blue-Green:新旧2セットのVMSSを並行運用してDNS切り替えで移行するが、VMSSのネイティブポリシーとして設定できる
  3. C. Automatic(自動):モデル変更後にすべてのインスタンスを即座かつ同時に更新するため、本番環境での段階的展開には不向き
  4. D. Rolling(ローリング):バッチサイズ(割合または数)と一時停止(ポーズ)を設定して段階的に既存インスタンスを新モデルに更新でき、ヘルスチェックと組み合わせて安全な展開が可能
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正解: D

VMSSのアップグレードポリシー「Rolling(ローリングアップグレード)」は、インスタンスを小さなバッチに分けて段階的に新モデル(イメージ)に更新する方式。maxBatchInstancePercent(1バッチで更新するインスタンスの最大割合)やmaxUnhealthyInstancePercent(許容する不健全インスタンスの最大割合)などのパラメーターで展開ペースを制御できる。アプリケーションのヘルスエクステンション(Application Health Extension)またはロードバランサーのヘルスプローブを使って新インスタンスが正常になったことを確認してから次のバッチに進む。問題が検出された場合は自動停止(ポーズ)させることもできる。選択肢Aの「Manual」は手動での段階制御は可能だが自動化されていないため運用負荷が高い。選択肢Cの「Automatic」はモデル変更後にすべてのインスタンスを即座に更新するため、大規模環境での一括更新によるサービス停止リスクがある。選択肢BのBlue-GreenはVMSSのネイティブポリシーとして存在せず、別途インフラ設計として実装するアーキテクチャパターン。

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