SAA-C03高パフォーマンスなアーキテクチャの設計MEDIUM単一選択

ある企業が、Amazon EC2 インスタンスで HPC(高性能コンピューティング)ワークロードを実行しており、インスタンス間の通信レイテンシーを極限まで低くしたい。複数のインスタンスが同一の物理ホスト上またはその近くに配置されるようにしたい。最も適切な設定はどれか。

  1. A. EC2 インスタンスに Elastic Fabric Adapter(EFA)ネットワークインターフェースをアタッチする。
  2. B. Cluster Placement Group(クラスタープレイスメントグループ)を作成し、HPC ワークロードの EC2 インスタンスをその中に起動する。インスタンスは同一ラック内の近いハードウェアに配置され、低レイテンシーの高帯域ネットワーク(最大 100Gbps)を利用できる。
  3. C. Auto Scaling グループで EC2 インスタンスを起動し、分散配置戦略(Spread placement strategy)を選択する。
  4. D. Partition Placement Group を使用して、インスタンスを複数のパーティションに分散させる。
解答と解説を見る

正解: B

Cluster Placement Group は EC2 インスタンスを同一 AZ の近接した物理ハードウェア(同一ラック)に集中配置し、インスタンス間の低レイテンシー(10μs 未満)と高スループット(最大 100Gbps)のネットワーク通信を実現する。HPC・機械学習・分散コンピューティングなど、ノード間の高速通信が必要なワークロードに最適である。選択肢Cのスプレッド配置戦略(Spread Placement Group)は、インスタンスを異なる物理ハードウェアに分散させる(障害分離目的)ため、レイテンシーが高くなり HPC 要件に反する。選択肢Dのパーティション配置グループは複数の論理パーティション(独立したラック群)に分散させるもので、HPC の低レイテンシー通信には適さない。分散型 NoSQL(HDFS、Cassandra 等)向けの配置戦略である。選択肢AのEFA は Cluster Placement Group と組み合わせることで最大効果を発揮するが、EFA 単体では配置を制御しないため、Cluster Placement Group なしでは低レイテンシー配置は保証されない。

▸ この試験を本気で演習する(全150問・無料)