ある企業が、Amazon S3 バケットのストレージコストが急増しているため、コスト最適化を行いたい。S3 バケットには様々な種類のファイルが混在しており、アクセスパターンが明確ではないものが多い。コストを削減するための最も適切な対策を 2 つ選択してください。
- A. S3 バケットのレプリケーションを追加のリージョンに設定して可用性を高める。
- B. S3 Select を使ってオブジェクトの一部のみを取得し、データ転送コストを削減する。
- C. S3 Intelligent-Tiering を有効化して、アクセスパターンに基づいてストレージクラスを自動的に最適化する。
- D. S3 バケットを Standard から Glacier Deep Archive に直接移行する。
- E. Amazon S3 Storage Lens を使ってバケット全体のストレージ使用量・アクセスパターンを可視化し、未使用またはアクセスされていないオブジェクトを特定する。ライフサイクルポリシーで期限切れオブジェクトを削除する。
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正解: C, E
選択肢CのS3 Intelligent-Tiering はアクセスパターンが不明確なオブジェクトに最適で、アクセスされないオブジェクトを自動的に低コストのストレージ階層(Infrequent Access: 標準の 40% 安、Archive Instant Access: 68% 安、Archive Access: 95% 安)に移動する。特に大量のオブジェクトで使用パターンが不確かな場合に効果が大きい。選択肢EのS3 Storage Lens はバケット全体のストレージ使用量・アクセスパターン・データ増加傾向を可視化するサービスで、不要なオブジェクトや長期間アクセスされていないオブジェクトを特定できる。ライフサイクルポリシーで自動削除や低コストストレージへの移行を設定することで継続的なコスト削減が可能になる。選択肢AのS3 レプリケーションは追加のストレージコストが発生し、コスト削減ではなく増加につながる。選択肢DのGlacier Deep Archive への直接移行は 1〜2 日の取得時間が発生するため、アクセスパターンが不明確な場合に一括移行すると業務影響が発生する。選択肢BのS3 Select はオブジェクト内のデータをフィルタリングして転送量を削減するが、ストレージコストの削減には直接関係しない。
📚 関連サービスの解説: Amazon S3