ある企業が、AWS でのディザスタリカバリ(DR)戦略を検討している。現在の RTO は 24 時間・RPO は 1 時間であるが、要件を RTO 1 時間以内・RPO 15 分以内に改善したい。コストを最小限に抑えながら要件を満たすアーキテクチャはどれか。
- A. マルチサイトアクティブ-アクティブ(Multi-Site Active-Active)戦略:両リージョンで本番環境を常時稼働させ、Route 53 で負荷分散する。
- B. パイロットライト(Pilot Light)戦略:DR リージョンにコアデータベースのみをリアルタイムで同期し、アプリケーション層は最小構成で停止状態にする。災害時に数分でアプリケーション層を起動してスケールアウトする。
- C. ウォームスタンバイ(Warm Standby)戦略:DR リージョンに縮小規模の完全な環境を常時稼働させ、DNS フェイルオーバーで数分以内に切り替える。
- D. バックアップ&リストア(Backup & Restore)戦略:DR リージョンに定期的にスナップショットを複製し、災害時にスナップショットからリソースを起動する。
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正解: C
RTO 1 時間以内・RPO 15 分以内の要件をコスト最小限で満たすには、ウォームスタンバイ(Warm Standby)が最適である。DR リージョンに縮小規模(例: 最小 1 台)の完全な環境を常時稼働させ、データベースのリアルタイムレプリケーション(RPO ほぼゼロ)により DR リージョンのデータを常に最新に保つ。災害時は Route 53 の DNS フェイルオーバーで数分以内に切り替え、Auto Scaling でキャパシティを本番相当まで拡大する。選択肢Dのバックアップ&リストアは最もコストが低いが、スナップショットからのリソース起動に数時間かかるため RTO 1 時間を満たせない可能性が高い。RPO も 1 時間(スナップショット頻度次第)になりやすい。選択肢Bのパイロットライトはコア DB のみリアルタイム同期で RPO は満たせるが、RTO はアプリケーション層の起動・設定に 30〜90 分以上かかる可能性があり、1 時間の RTO が不安定になる可能性がある。選択肢Aのマルチサイトアクティブ-アクティブは RTO・RPO 最短だが、コストは DR リージョンでも本番相当の費用がかかりコスト最小限要件に合わない。