ある企業の AWS 環境において、S3 に保存されたデータの合計が 500TB を超え、S3 ストレージコストが急増しています。S3 バケットを調査したところ、オブジェクトの 70% は作成後 90 日以上アクセスされていない「コールドデータ」であることが分かりました。また、30 日以内は頻繁にアクセスされるが、それ以降は急速にアクセス頻度が低下するパターンが確認されました。アクセスパターンが不明なデータについても最適なストレージクラスに自動的に移行させたいと考えています。最もコスト効率の良い対策はどれですか?
- A. S3 バケットのバージョニングを有効化し、古いバージョンを S3 One Zone-IA に移行する Lifecycle ポリシーを設定する
- B. S3 Lifecycle ポリシーを設定し、オブジェクト作成から 30 日後に S3 Standard-IA に移行、90 日後に S3 Glacier Instant Retrieval に移行するルールを設定する。アクセスパターンが不明なオブジェクトには S3 Intelligent-Tiering を適用し、アクセス頻度に基づいて自動的にティアを変更させる
- C. 全データを EFS に移行して EFS ライフサイクル管理を使用し、14 日間アクセスのないファイルを EFS IA に自動移行する
- D. すべてのオブジェクトを S3 Glacier Deep Archive に移行し、アクセスが必要な場合は都度リストアする
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正解: B
S3 Lifecycle ポリシーは既知のアクセスパターン(30 日→IA、90 日→Glacier)への自動移行に対応します。S3 Intelligent-Tiering はアクセスパターンが不明なデータを監視し、アクセス頻度に応じて自動でストレージティアを移動し、追加の Lifecycle ルール設定なしにコスト最適化を実現します。両方を組み合わせることで最大のコスト削減が期待できます。 D: Glacier Deep Archive は最も低コストですが、データアクセスに最大 48 時間かかり、30 日以内に頻繁にアクセスされるデータには不適切です。 A: バージョニングの有効化と古いバージョンの移行は、コスト削減の一部にはなりますが、現在のオブジェクト(最新バージョン)の最適化には直接対応していません。 C: S3 から EFS への移行はコスト面で逆効果です。EFS は EC2 などのファイルシステムアクセスが必要な場合に適しており、大容量のオブジェクトストレージの代替にはなりません。EFS のコストは S3 より高くなります。
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