ある大規模メディア企業が Azure Blob Storage に動画コンテンツを格納して全世界へ配信している。コストを最適化しながらグローバルユーザーへの低レイテンシ配信を実現するために採用すべき正しいアプローチを 2 つ選択してください。
- A. 全世界のユーザーが直接ストレージアカウントのプライマリエンドポイントに接続するようアプリを設計する
- B. Blob Storage のアカウントを各大陸に 1 つずつ作成してデータを手動でコピーする
- C. Azure CDN(Content Delivery Network)を Blob Storage の前段に設置してエッジロケーションでコンテンツをキャッシュし、オリジンへのリクエストを削減する
- D. アクセスされた回数を追跡してアクセスが少ない動画を自動的にクール層・アーカイブ層へ移行するライフサイクル管理ポリシーを設定する
- E. コンテンツの配信コストを下げるために、Blob Storage のアクセス層を全てアーカイブ層に設定する
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正解: C, D
Azure CDN を Blob Storage の前段に設置すると、動画コンテンツが世界中のエッジロケーションにキャッシュされ、ユーザーは最寄りのエッジから低レイテンシでコンテンツを取得できる。同時にオリジンへのリクエスト(Blob Storage への読み取り)が大幅に削減され、Blob Storage の読み取りトランザクションコストとデータ転送コストを削減できる。ライフサイクル管理ポリシーを設定して、最終アクセス日から一定期間が経過した動画を自動的にクール層やアーカイブ層へ移行することで、頻繁にアクセスされないコンテンツのストレージ保管コストを自動削減できる。選択肢 E のアーカイブ層はオフライン状態で格納されるため、配信用コンテンツには使用できない(リハイドレーションが必要で即時配信不可能)。選択肢 A のプライマリエンドポイントへの直接アクセスは CDN を介さないため、グローバルユーザーへのレイテンシが高くなりコストメリットもない。選択肢 B の手動マルチアカウントコピーは管理負荷が極めて高く、整合性の維持も困難で、CDN やライフサイクルポリシーで解決できる問題に対して不適切なアーキテクチャである。
📚 関連サービスの解説: Azure Blob Storage