SAA-C03弾力性に優れたアーキテクチャの設計MEDIUM単一選択

ある企業が、EC2 Auto Scaling グループで運用している Web アプリケーションのスケーリングを改善したい。現在は CPU 使用率 70% を超えたらスケールアウトするポリシーを使用しているが、CPU が高くなってからインスタンスが追加されるまでに 3〜4 分かかり、その間にレスポンスが悪化する。より迅速にスケールアウトを始めるよう改善したい。最も適切な方法はどれか。

  1. A. Auto Scaling の Warm Pool 機能を有効化し、事前に EC2 インスタンスを停止状態(Stopped)でプールしておく。スケールアウト時にプールから起動する。
  2. B. EC2 インスタンスタイプをより大きいものに変更し、スケーリングの頻度を減らす(スケールアップ)。
  3. C. ALB のリクエスト数(RequestCountPerTarget)を指標として Target Tracking スケーリングポリシーを設定する。リクエスト数の増加はCPU 上昇より早く検知できる。
  4. D. スケールアウトのトリガーとなる CPU 使用率のしきい値を 50% に下げる。
解答と解説を見る

正解: A

Auto Scaling の Warm Pool は、事前にインスタンスを起動して停止(Stopped)または準備完了(Running)状態でプールしておき、スケールアウト時に既存のプールインスタンスを即座に IN SERVICE に追加する機能である。新しくインスタンスを起動する(通常 3〜5 分)より大幅に速く追加できるため、スパイク時のレスポンス悪化を防げる。選択肢DはCPUしきい値を下げることで確かに早めにスケールアウトを始められるが、インスタンス起動に 3〜4 分かかるという根本問題は解決しない。選択肢Cのリクエスト数ベースのスケーリングは CPU より早く検知できる良い手段だが、インスタンス起動時間の問題は残る。選択肢Bのスケールアップはスケーリングの問題への根本解決ではなく、急激なスパイクへの対応力が低い。

▸ この試験を本気で演習する(全150問・無料)