ある企業が、AWS の月次コストレポートを確認したところ、Amazon EC2 と Amazon RDS のコストが急増していた。AWS のコスト最適化ツールを活用して根本原因を特定し、コスト削減策を実施したい。調査と対策に使用するサービスを 2 つ選択してください。
- A. AWS Cost Anomaly Detection を有効化して異常なコスト増加を機械学習で検知し、アラートを受け取る。
- B. Amazon CloudWatch でEC2の CPU メトリクスを取得し、カスタムダッシュボードを作成する。
- C. AWS Compute Optimizer を使用して EC2 インスタンスの過剰プロビジョニング(リソース未使用分)を特定し、適切なインスタンスタイプへの変更推奨を取得する。
- D. AWS Trusted Advisor のコスト最適化チェックを確認し、アイドル状態の EC2 インスタンス・未使用の Elastic IP・低使用率の RDS インスタンスを特定する。
- E. Amazon Inspector で EC2 インスタンスの脆弱性をスキャンし、セキュリティリスクを排除する。
解答と解説を見る
正解: C, D
コスト急増の根本原因を特定して削減策を実施するには、リソースの適正化(rightsizing)と未使用リソースの特定が重要である。選択肢CのAWS Compute Optimizer は EC2・EBS・Lambda・ECS の使用メトリクスを機械学習で分析し、過剰プロビジョニングのインスタンスに対して「より小さい・安いインスタンスタイプ」を推奨する。RDS のサイジング提案も提供する。選択肢DのAWS Trusted Advisor のコスト最適化カテゴリは、アイドル状態の EC2(7 日間 CPU < 5%)、未使用の Elastic IP、低使用率の RDS インスタンス(14 日間 CPU < 10%)などを一覧で提示し、削除または縮小の候補を特定できる。選択肢EのInspector はセキュリティの脆弱性スキャンでありコスト最適化には関係しない。選択肢AのCost Anomaly Detection は異常検知に有効だが、コスト増加の原因特定(どのリソースが過剰か)や削減策の具体的な提案は Compute Optimizer と Trusted Advisor が担う。選択肢BのCloudWatch カスタムダッシュボードは手動分析が必要で、Compute Optimizer や Trusted Advisor の自動分析に比べて効率が低い。
📚 関連サービスの解説: Amazon EC2 ・ AWS Trusted Advisor