多国籍企業が AWS に移行を進めており、欧州のデータ主権規制(GDPR)により欧州顧客のデータは EU リージョン外に出てはならないという要件があります。組織は AWS Organizations で管理されており、EU 向けのアカウントが特定の OU に集約されています。誤って EU 以外のリージョンにリソースがデプロイされることを防ぐ最も適切な方法はどれですか?
- A. IAM アクセスアナライザーのポリシー検証機能を使って、EU 以外のリージョンを参照するポリシーを定期的にスキャンして削除する
- B. AWS Config ルールを使って EU 以外のリージョンで作成されたリソースを検出し、自動的に削除する Lambda 関数を設定する
- C. 各アカウントの IAM ユーザーに対して、EU リージョン以外でのリソース作成を拒否する IAM ポリシーを追加する
- D. EU OU に対して SCP を作成し、aws:RequestedRegion 条件でアクセス許可するリージョンを eu-west-1、eu-central-1 などの EU リージョンのみに制限する Deny ルールを設定する
解答と解説を見る
正解: D
SCP の aws:RequestedRegion グローバル条件キーを使うと、許可するリージョンをホワイトリスト方式で指定できます。EU OU にこの SCP をアタッチすることで、配下のすべてのアカウントで EU 以外のリージョンへの API 呼び出しが拒否され、誤ったリージョンへのデプロイを予防的に防止できます。 C: IAM ユーザー単位のポリシーは管理が複雑で、IAM ロールや新規ユーザーへの適用漏れが生じるリスクがあります。SCP は全プリンシパルに適用されるため確実性が高いです。 B: Config は事後検出であり、データが EU 外に一時的にでも書き込まれる可能性があります。データ主権規制への対応には事前防止が必要です。 A: IAM アクセスアナライザーはポリシーの論理的な問題を検出するツールであり、リージョン制御やリソースデプロイの防止機能はありません。
📚 関連サービスの解説: AWS Organizations