ある小売チェーンが 500 店舗に分散した POS システム(Windows Server 2016 + SQL Server 2014)を AWS に移行する計画を立てています。各店舗のサーバーは独立して稼働しており、本社のデータセンターとは VPN で接続されています。本社のデータセンターを廃止し、各店舗のデータを中央の AWS リージョンで集約・分析したいと考えています。各店舗のサーバーは廃止してエッジデバイスに置き換え、店舗内の処理は AWS との接続がない場合でも継続できる必要があります。最も適切なアーキテクチャはどれですか?
- A. 各店舗に EC2 インスタンスを設置し、AWS のインフラを各店舗に拡張する
- B. AWS Outposts を 500 店舗に設置し、各店舗でフルの AWS サービスを稼働させる
- C. AWS IoT Greengrass を各店舗のエッジデバイスにデプロイし、店舗内の POS データ処理をローカルで実行する。接続が回復した際に売上データを AWS IoT Core 経由で中央の S3/DynamoDB に同期する。中央では Amazon Kinesis/Redshift で全店舗データを集約・分析し、Greengrass コンポーネントのアップデートは OTA(Over-The-Air)で一元管理する
- D. 各店舗に Site-to-Site VPN を設置し、クラウドの中央 RDS SQL Server に直接書き込む
解答と解説を見る
正解: C
AWS IoT Greengrass はエッジデバイスで Lambda 関数やコンテナを実行できる IoT フレームワークです。オフライン時でもローカル処理を継続し(ローカル実行ランタイム)、接続回復時に自動でクラウドと同期します。Greengrass のコンポーネントは OTA アップデートで一元管理できます。500 店舗への展開もクラウドから一元的に管理できます。 A: 各店舗に EC2 を設置することはクラウドの意味がなく、ハードウェア管理が必要で AWS 移行の目的に反します。 D: クラウドの中央 RDS への直接書き込みは、店舗の接続断時に POS が使えなくなるため「接続なしでも継続できる」要件を満たしません。 B: AWS Outposts は AWS マネージドハードウェアで高コストです。500 店舗への展開は非常に高コストで、POS システムのようなユースケースには Greengrass の方が適切です。
📚 関連サービスの解説: Amazon S3 ・ Amazon DynamoDB