ある金融機関が Azure ストレージアカウントに GRS(geo 冗長ストレージ)を設定して運用している。プライマリリージョンで大規模障害が発生し、Microsoft がフェールオーバーを実施していない状況で、アプリケーションチームからセカンダリリージョンのデータを読み取れるようにしてほしいという要件が届いた。現在の GRS 設定のままこの要件を最小限の変更で満たすために取るべき対応はどれか。
- A. アカウントのフェールオーバーを手動でトリガーしてセカンダリをプライマリに昇格させる
- B. ストレージアカウントの冗長性設定を GRS から RA-GRS に変更する
- C. GRS のセカンダリエンドポイント(-secondary サフィックス)に直接アクセスする
- D. セカンダリリージョンに新しいストレージアカウントを作成してデータをコピーする
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正解: B
GRS では非同期レプリケーションはされているが、セカンダリへの読み取りアクセスは RA-GRS(読み取りアクセス geo 冗長ストレージ)でのみ許可される。GRS を RA-GRS に変更することでセカンダリエンドポイント(アカウント名-secondary.blob.core.windows.net)への読み取りアクセスが即座に可能になる。GRS のセカンダリエンドポイントは存在するが、読み取り権限が付与されていないためアクセスするとエラーになる。アカウントのフェールオーバーはプライマリ完全障害時の DR 手段であり、RPO(最後のレプリケーションからの時差)分のデータ損失が発生する可能性があるため、「読み取りのみ許可」という要件には適さない。セカンダリにコピーを作成する方法はリアルタイム性がなく、変更が反映されない。
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