ある企業のアーキテクトが、クラウドシステムの「信頼性(Reliability)」を設計する際に考慮すべき要素を説明している。AZ-900の文脈において、「信頼性のある(Reliable)クラウドシステム」を実現する上で最も重要な設計方針はどれか。
- A. 単一障害点(SPOF)を排除し、コンポーネントの冗長化と自動フェールオーバーを実装する
- B. 最高スペックの仮想マシンを使用することで、ハードウェア故障が発生しにくくする
- C. データのバックアップを毎日手動で取得し、別ストレージに保存する
- D. すべてのコンポーネントを単一のリージョンに集中させ、管理を簡素化する
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正解: A
クラウドにおける信頼性(Reliability)の設計原則は「単一障害点の排除」と「冗長化」である。あるコンポーネントが障害を起こしても、冗長化されたほかのコンポーネントが自動的に処理を引き継ぐことで、サービス全体の継続性を確保する。Azureでは可用性ゾーン、リージョンペア、ロードバランサー、フェールオーバーグループなどが冗長化の手段として提供される。選択肢Dは単一リージョン集中であり、リージョン全体の障害に対して脆弱で信頼性が低い。選択肢Bは高スペックVMでも物理的なハードウェア故障は防げず、単一障害点が残る。選択肢Cの手動バックアップはRTO(目標復旧時間)が長く、自動フェールオーバーと比べて信頼性の観点で劣る設計である。