DP-900コア データ概念MEDIUM単一選択

ある金融機関が、毎月の不正取引分析レポートを作成している。過去12ヶ月分の取引データ(約1億件)に対して「地域・取引種別・金額帯ごとに不正率を集計し、不正パターンを特定する」クエリを実行する場合、最も適したワークロードの種別とその理由はどれか。

  1. A. OLTP ワークロード:不正取引を個別に検知・記録するためリアルタイムのトランザクション処理が必要だから
  2. B. OLAP ワークロード:大量の履歴データに対して複数次元(地域・種別・金額帯)の集計クエリを実行するためデータウェアハウス型の分析処理が最適だから
  3. C. OLTP ワークロード:主キーインデックスを使った単一レコード検索が最も効率的だから
  4. D. ストリーミング処理:1億件のリアルタイムデータをイベント単位で継続処理するのに適しているから
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正解: B

「12ヶ月分・1億件の履歴データを地域・種別・金額帯の3次元で集計し不正パターンを特定する」クエリはOLAP(Online Analytical Processing)ワークロードの典型例である。OLAPは大量の履歴データに対する多次元集計・ドリルダウン・スライス操作に最適化されており、Azure Synapse Analyticsのようなデータウェアハウスで処理することが適切である。選択肢AのOLTPは個々のトランザクション(注文・決済・更新など)を高速に処理することに特化しており、1億件の集計クエリには向かない。OLTPのインデックスは単一レコードの高速アクセスに最適化されており、大規模な集計スキャンには適さない。選択肢CもOLTPワークロードとして単一レコード検索を挙げているが、1億件の集計分析は単一レコード検索ではなく全件スキャンを伴う集計処理であり、OLTP設計とは相反する。選択肢Dのストリーミング処理は新しく発生するイベントをリアルタイムで処理するものであり、既存の12ヶ月分の履歴データをまとめて集計する月次レポートにはバッチ型のOLAP処理が適している。

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