ある企業がAzure VMSSで実行されている本番アプリケーションの設定変更を展開したい。VMSSインスタンスに追加のソフトウェアをインストールするスクリプトを展開する際、現在稼働中の既存インスタンスにも変更を適用したい。VMSSのアップグレードポリシーを「Manual」に設定している場合、既存インスタンスを更新するために必要な操作はどれか。
- A. VMSSのアップグレードポリシーをManualからAutomaticに変更すれば、既存インスタンスが即座に更新される
- B. ManualポリシーのVMSSでは既存インスタンスの設定変更は不可能で、新しいVMSSを作成し直す必要がある
- C. VMSSのモデルを更新するだけで、既存インスタンスは自動的に新しいモデルに更新される
- D. VMSSで「インスタンスのアップグレード(Upgrade Instances)」操作を実行して、更新したいインスタンスを手動で選択するか、すべてのインスタンスに一括でモデルの変更を適用する
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正解: D
VMSSのアップグレードポリシーが「Manual」の場合、VMSSモデル(スケールセットの定義)を更新しても既存インスタンスは自動的には更新されない。既存インスタンスに変更を適用するには「インスタンスのアップグレード(Upgrade Instances)」操作を明示的に実行する必要がある。ポータルではVMSS→「インスタンス」→対象インスタンスを選択→「アップグレード」を実行する。CLIでは az vmss update-instances コマンドで特定インスタンスまたは全インスタンス(--instance-ids '*')に対して実行できる。これにより計画的なメンテナンスウィンドウでのみ変更を反映でき、意図しいない自動再起動を避けられる。選択肢Cはモデル更新のみで自動適用されるのはAutomaticポリシーの動作であり、Manualポリシーでは誤り。選択肢AはポリシーをAutomaticに変更することで変更の適用は起きるが、要件の「ManualポリシーのVMSSで既存インスタンスを更新する」という前提に反する。選択肢BはManualポリシーでも明示的操作で更新可能なため誤り。
📚 関連サービスの解説: 仮想マシン スケール セット(VMSS)