SAA-C03コストを最適化したアーキテクチャの設計MEDIUM複数選択

ある企業が、AWS のネットワーク関連コスト(データ転送費用)を削減したい。現在の構成では、2 つの VPC がピアリングされており、EC2 インスタンス間でリージョン内・AZ 間のデータ転送が大量に発生している。コスト削減策を 2 つ選択してください。

  1. A. VPC ピアリングを Transit Gateway に変更する。
  2. B. Amazon CloudFront を追加してデータ転送コストをさらに分散する。
  3. C. 同一 AZ 内の EC2 インスタンス間通信にプライベート IP アドレスを使用する(パブリック IP を使うと同一 AZ でもデータ転送料が発生する)。
  4. D. アプリケーションを再設計して、異なる AZ のインスタンスへの通信頻度を最小化するか、同じ AZ 内での通信を優先する(AZ アフィニティ)。
  5. E. すべての EC2 インスタンスを同一 AZ に配置して AZ 間転送コストを排除する。
解答と解説を見る

正解: C, D

AWS のデータ転送コスト削減には 2 つのアプローチが有効である。選択肢Cについて:同一 AZ 内・同一リージョン内の VPC ピアリング経由のプライベート IP 通信は無料だが、パブリック IP アドレスを使うと同一 AZ でも転送料が発生する。プライベート IP を確実に使用することでこのコストをゼロにできる。選択肢Dについて:AZ 間のデータ転送は双方向で料金が発生する(0.01USD/GB 等)。アプリケーション層でAZアフィニティを設定(ELB/ECS の AZ アフィニティ設定等)して同一 AZ 内での通信を優先することでAZ間転送コストを大幅に削減できる。選択肢AのTransit Gateway は VPC ピアリングより処理データ量に応じた料金が発生するため、単純なピアリング2VPCの場合はコスト増になることが多い。選択肢BのCloudFront 追加はコンテンツ配信コストの最適化であり、EC2 間の内部通信コスト削減には関係しない。選択肢Eのすべてを同一 AZ に配置すると可用性(AZ 障害への耐性)が失われ、運用上のリスクが非常に高い。

▸ この試験を本気で演習する(全150問・無料)